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「来るなら朝、せめて午前中」
そう、道端に佇むオバアが言っていた。
あと、時期も。5月だか7月に祭りがあって、そのときは人がここ中央市場に収まらず、糸満ロータリーまであふれ、昼間から夜までそれはもう大盛り上がり大会なのだという。
「ぜひ、またいらっしゃい」
「一日も早く」がすでに四半世紀…。
建物の上層階には上がれないよう、いたるところの階段には柵が設けられてあった。
若い人ががんばっている店があった。
アクセサリー的な品を売る店もあった。中ではお兄さんが一心不乱に何かを作っていた。
そのオバアは中央市場内の肉屋を営んでいた、と言っていた。
今は娘に店を任せている、とも言っていた。
それにしても、人がいなかった。皆、どこかへ出向いて、労働しているのだろう。
市場のすぐお隣には日が落ちてから賑わいそうな一角があった。
空は薄曇りだったものの、蒸し暑い日だった。
バス停のそばにあったピンク色のコンビニでコーヒー牛乳を買った。
500mlでなく、473mlだった。ペットボトルでもそういう中途半端な内容量の品が多かった。
コーヒー感、牛乳感ともに薄味だった。
バスに乗り、終点の那覇バスターミナルに向かったのでした。