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2015/1/31(土)、それはわが町足立区は千住仲町の小桜湯さんの閉店・廃業の日。
いちファンとして訪れない訳はありません。
閉店・廃業の理由はオーナーさんがこの土地を処分するから、と番台の雇われ女将さんに伺いました。
土地を処分するため、上に建つ小桜ビルは取り壊して平地にしなければならない、よって小桜湯さんは閉店・廃業というわけだそうな。
23番の下駄箱が…空いていなかったから、履いていたナイキフリーv4.0はその下の24番にしまいました。
小桜湯さんへはいつものごとく銭湯ジョグでやってきたのでした。
さすがに最後の日、たいへんな賑わいでした。銭湯お遍路さんと思しきお客さんもチラホラいましたよ。
これとは別の日にお客さんの切れ目を狙って、番台の女将さんに許可を得た上で撮らせていただいた写真を何枚か貼っておきますね。
ビル銭にもかかわらず、この高い天井と壁一面のタイル絵が小桜湯さんならでは。片隅の岩を配した滝も閉店のこの日まできちんと正常稼働だったのがうれしい。
宝寿湯のほどよい熱さ、そして芳しい漢方の香りにひたり、ぶくぶつと泡立つバイブラに肩まで心地よく浸かっていたら、その背後で「ドスン」と地響きが。一緒に湯に浸かっていたジイさんが立ち上がり、僕の向こうに向かって「大丈夫ですか!?」。
カランにいたジイさんが立ちくらみで倒れたのでした。湯に浸かっていたジイさんと僕で二三度声をかけても反応が薄かったから、一瞬緊張が走ったっつーの。小桜湯さん最後の日に、ねえ。
深風呂の底は後付のジェットバスのせいか、段差が予想できず。そろそろと足の裏で底の段差を探りつつ、移動しなければならないのはいい思い出。ジェットバスにはダイヤルがあって、ダイヤルを弄って、強弱をつけることができるのです。そんなことをする客は誰ひとりとしてしなかったけれど。
水風呂はこれも浴槽を後から分けたのかも。敷居のタイルが新しめですもんね。蛇口はあれど、井戸水直送でしょうか。日によって温度が違いました。
真新しく見えるつっかい棒もやはり後付です。それも最近の。建物の老朽化対策なのでしょう。
この小桜ビルは1966年築と聞きました。建って半世紀近くになるのですね。
右奥の箱が乾式サウナ。無料でご奉仕。
右風呂脇の扉は湿式サウナへの入り口。1月になって通いだしたときにはもう「中止」の貼り紙がしてありました。もちろんまだ稼働中のときに利用したことがありますが、こちらも乾式同様に熱かった。入って左奥に長く続く部屋になっていて、奥には蒸気の噴出口があるらしく、奥に行けば行くほど熱かったのです。それはさながらロウリュウのようで、まことに良かったのです。
女湯との敷居のタイル絵が楽しげなのです。
女湯のタイル絵はバレリーナですね。さすがに男湯のように裸体というわけにはいかないようです。
桶はケロリン桶。
風呂場同様に天井が高く、広い脱衣場。すばらしく居心地が良いのです。
最後の日もこの写真を撮った日と同様、ドリンクに欠品はありませんでしたね。よく冷えたコーラを頂いてしまいました。
閉店・廃業がとても残念です…(;_;)